ブリランテの石の話 〜第四話〜

ある国 あるところでは

爆破して天然石を掘り出し

機械で均一にまん丸にし

一定の基準に達していない石ははじかれ

流れ作業の機械でど真ん中に均等な穴を開け

色を統一されるよう着色されたりなんかもする

何度入荷しても同じ色が来て当然

手間暇かけず大量生産されるものはコストがかからないから

色が均一で綺麗に見える天然石を大量に入荷したいお店で 通販で

安価なお値段で世の中に出回ることになる

がね亭の石は

爆破で取り出された天然石も中にはあるかもしれないけど

がねちゃんイチ押しのガネーシュヒマール産水晶は特定の民族だけが手掘りで取り出すことができると言われている石(採掘場所までは片道約3日をかけて徒歩で岩と崖をよじ登り、神に祈りをささげた後、一切の重機、爆薬は使用せずに敬意をもって手作業で採掘が行われます。 がね亭はそのガネーシュヒマール産水晶をひとつひとつ選び、丁寧にネパールからお迎えされています)

そして

ガネーシュヒマール産水晶の他も

がね亭の天然石の多くの天然石は

手作業でまん丸にされてるのがわかる石

大きさがミクロ単位ぐらいで微妙に均一でなかったり

まん丸じゃなく楕円形ぽかったりするのが混じっているのは

職人さんの腕が悪いからなんかじゃない

一つの石でも硬い部分があったり柔らかい部分があったりするものだから

石が削られたくないと主張するからその形になる

石が元氣な証拠

職人さんがムリヤリにまん丸にしていないのは石の声をちゃんと聞けているってことだと思う 

その子も一緒にブリランテにやってくる

穴だってそう

職人さんの手作業で空けられるものは

ビーズのど真ん中じゃない位置に穴が空いてるビーズがいっぱい

真ん中をキリで穴を空けようとしても

石が硬いところは通らせまいと主張するので自然と誘導される道筋にキリが進み穴が空く

だからビーズになった天然石も

同じ石からできても一つ一つ 個性的な天然石に仕上がる

それがキリの手作業なので

どっちから刺したかは一目瞭然な天然石

一連で購入した中でもキリの深さによって一つ一つ穴の大きさが違う

穴がしっかり空いていたり小さかったり

ブリランテアクセサリーを制作していると

ビーズの針の通り具合からもハッキリ個性を感じる

掘るのも 削るのも 空けるのも

職人さんの手作業で大切に丁寧に

石の声を聞きながら一個一個に生み出された天然石

だからどの子も

個性があって

活き活きしていて

元氣だし

ご機嫌だ

石なんだから

同じ一つの石からビーズに出来上がっても

もちろん色も模様も一つ一つ違う

色が均一な一連はなく一個一個に色むらがあって

模様だったりグラデーションだったり 

同じ石がまたとなく

一個一個の天然石が個性を持っている

だから

同じ名前の石でも

少しづつ違うエネルギー(性格?)を感じることもある

手に取って

ずっとコロコロ

いろんな角度から

ずっと眺めてられる❤️

ブリランテの石は

一個一個ちゃんと個性ある

元氣で ご機嫌な

特別な石です